嘉味田正一は1学期の中間テスト後、自分の進路に悩んでいたところ、親友の七咲郁夫に夏期講習に誘われる。
行くか迷っているところ、同じクラスの常木耀がアルバイトをしているところを見かけ、自分を変えようと決心し、夏期講習に参加する。
夏期講習初日の夜、正一は無断でのアルバイトがバレて親に無理やり夏期講習に連れてこられた耀と遭遇し、ジャージを貸すこととなり、その後も耀にからかわれながら夏期講習を受けていく。
しかし、その最中に耀との会話の中で無断バイトの件を学校に密告したのは正一なのではないかと疑いをかけられた正一は誤解されたまま夏期講習を終え、夏休みが終わっても耀と話せないでいた。
そんなある日、耀から校舎裏に呼び出された正一は、学校に密告したのは耀の友人である高遠由貴恵だったことが発覚し、謝罪される。
その後、海に行けなかったことを愚痴られた正一は耀を海へ連れて行き、そこで耀からキスされたことで彼女への好意を自覚し、告白しようと決心する。
しかし、耀は料理の修行をするために卒業後は別の町へ行くことを告げ、付き合えないと断られてしまう。
5年後、耀がバイトをしていた店で働いていた正一は、ヘルプとしてスペインから帰国して来た耀と再会する。